プレミアプロは、ショートカットキーを覚えると処理が激早くなります。
初心者にも暗記推奨のおすすめショートカット・ショートカットキーの設定変更の方法・設定が効かない時の対処法について解説します。
よく使うショートカットはさっさと覚えてしまった方が楽になります。
初心者にもおすすめ Premiereproショートカットキー・一覧
プレミアプロで真っ先に覚えた方が良いショートカットキーは、タイムライン内の編集ツール系です。
\タイムライン内で使う主だったツール類のショートカットは真っ先に覚える/
その他のツールと違って、ほぼ例外なく頻繁に利用するので作業効率はぐっと上がります。
Premiereproおすすめショートカットキー1. 編集ツール
タイムライン横にある編集ツールの中でも、特によく使う以下4つはさっさと暗記してしまうのがおすすめです。
◎選択ツール
- ショートカットキー:V
- 用途:クリップをマウスで選択できる。
◎トラックの前方選択ツール
- ショートカットキー:A
- 用途:クリックしたクリップより前方(右側)のクリップをすべて選択できる。
※SHFT+Aで後方(左側)選択ツールに変わる。
◎リップルの前方選択ツール
- ショートカットキー:B
- 用途:クリップの端をドラッグするだけで、カット+間詰を同時にしてくれる便利ツール。
◎レーザーツール
- ショートカットキー:C
- 用途:タイムラインスライダーに合わせてクリップをカットするツール。繊細な編集には必須。
Premiereproおすすめショートカットキー2. スライダー移動
編集シーンで頻繁に動かすのが タイムラインスライダー の緻密な移動操作。
スライダーはマウスでも動かせますが、いちいちドラッグするのも地味に手間ですし正確性にも欠けます。
特に緻密な操作は、マウスよりキーボードを使った方が確実&スピーディーです。
【Premierepro:タイムラインスライダーのキーボード操作】
- クリップの先頭に移動:方向キー「↑」
- クリップの末尾に移動:方向キー「↓」
- 1コマ戻る:方向キー「←」
- 1コマ進む:方向キー「→」
コマ送りを直感的にやりたいときは、マウスのセンターホイールを使うのもおすすめです。
【マウスのセンターホイールでタイムラインスライダーをコマ送りする方法】
- マウスポインタをプレビューパネルに移動する。
※クリックはしない。 - マウスのセンターホイールを回す。
※上方向に回転:1コマ戻る。
※下方向に回転:1コマ進む。
Premiereproおすすめショートカットキー3. 一つ戻る
実のところ、プレミアプロで真っ先の覚えて欲しいショートカットキーが「一つ戻る」です。
この操作さえ覚えておけば、どんな編集ミスでも「一つ戻れる」チートなキーです。
【ひとつ戻るキーが役立つシーン】
- エフェクトのパラメータのトライアンドエラー。
- 操作ミスのリカバリ。
個人的に便利だなーと思うのは、エフェクト効果のトライアンドエラーができること。
エフェクトやクリップをのせてみて「やっぱ違うな…」と思ったら、「ctrl+z」連打で簡単に元に戻るので、効果比較も爆速で出来ます。
ちなみに、どれくらい戻れるか?というと、初期設定では32回分まで。
むやみに増やしても動作が遅くなるだけですが、不安な方は回数を増やすことも可能です。
◎「ひとつ戻る」の戻る回数を増やす方法
- メニュー>ウインドウ>ヒストリーでヒストリーパネルを表示。
- 右上の3本線マークから設定を選択。
- 値を変更してOKをクリック。
プレミアプロ ショートカットキー設定の変更方法
デフォルトのショートカットキーが使いにくい場合は、自分用にカスタマイズすることも可能です。
ショートカットキーの変更方法
プレミアプロのショートカットキー変更は、「キーボードショートカット」ウィンドウから行います。
【Premierepro:ショートカットキーの変更方法】
- メニュー > 編集 > キーボードショートカット を選択。
- キーボードショートカットウィンドウの下部「コマンド」から、変更したいコマンドのショートカット欄をクリック。現キー横に表示される「×」をクリック。
- もう一度ショートカット欄をクリックして空欄が表示されたら「変更したいキー」をキーボードを使ってタイプする。
- キーボードレイアウトプリセットを別名で保存する。
- 右下のOKをクリックして設定完了。
キーボードショートカットは複数パターン登録することも可能です。
プリセット登録しておけば、いつでもプルダウンで切り替えられます。
\初期設定⇔自分専用プリセットもプルダウンで切り替えできる/
プレミアプロ ショートカットキーが効かない時の原因と対処
ショートカットキーが効かない原因は設定の競合
ショートカットキーを設定しても上手く動作しない場合、理由はほぼ1パターンです。
ショートカットキーが効かない時の対策はどちらかの設定を解除すること
対策はシンプルで、どちらかの設定を解除するだけです。
ともあれ、最初のチェックはプレミアプロのショートカットキーウィンドウから行うのがおすすめです。
【Premierepro:競合チェック やり方】
- メニュー > 編集 > キーボードショートカット を選択。
- キーボードショートカットを開いたまま、チェックしたいキーをタイプする。
- タイプしたキーが青線で囲まれ、想定したコマンドが表示されているかを確認する。
上記でわかるのはプレミアプロの登録状況。競合がプレミアプロなのかどうかが分かります。
【競合チェックでわかること】
- プレミアプロに正しく登録されている:該当キーはプレミアプロと何か(PC・ハード・アプリ)が競合している。
⇒どちらかの設定を外す。 - プレミアプロに正しく登録されていない:該当キーはプレミアプロには登録されていない。
⇒競合にプレミアプロは関係ない。
ショートカットキーの競合について、俯瞰して問題点を洗い出すような便利な方法はありません。
人によって使うアプリやハードウェアも違うので、手持ちのアプリやハードを一つずつ起動して、目視でチェックしていきます。
プレミアプロ ショートカットキー まとめ
ショートカットキーは自分用にカスタマイズできますが、なんだかんだ言って初期設定が一番使いやすいと思います。
特によく使うキーはタイムライン内の編集ツールと「ひとつ戻る」ショートカット。
中でもワタシのおすすめは9個だけなので、さくっと初期設定を覚えてしまうのがおすすめです。
【Premierepro:暗記おすすめのショートカットキー 9選】
- V:選択ツール。
- A:トラックの前方選択ツール。
- B:リップルツール。
- C:レーザーツール。
- ↑:クリップの先頭に移動。
- ↓:クリップの末尾に移動。
- ←:1コマ戻る。
- →:1コマ進む。
- ctrl+z:一つ前の動作に戻る。