これから水彩画をはじめる方が、最初に揃えるべきツールと、近いうちに揃えていくだろうツールをまとめました。
水彩画のスターターツールは、しっかりめに充実させても 1.5万円程度 で揃います。
きらきら&ふんわり 表現を簡単に作れる水彩画、ぜひお楽しみください。
【おすすめの 水彩画 通信講座はコレ!】
水彩画を効率的&効果的に学ぶなら、絵画教室よりも自分のペースで学べる通信講座がおすすめです。
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楽しく学べるのが特徴です。
- 画材セットの教材だから、届いた日からすぐ描ける。
- テキストは大判(B4)サイズ!テキストもサンプルも見やすい。
- 添削指導は合計12回。きちんとフィードバックもあるから、上達までのスピードが早い。
水彩画初心者におすすめの道具 5選
まずは、水彩画をはじめるにあたり絶対に必要なツールを5点紹介します。
通販で簡単に購入できるものばかり&それほど高額なものはありませんので、さくっと揃えてしまいましょう。
水彩 絵の具
水彩画用の絵具には、チューブカラー・パンカラー・ケーキカラーといった3つの種類があります。
それぞれの絵の具の特徴・比較は次のとおりです。
【チューブ・パン・ケーキ 比較表】
項目 | チューブ | パン | ケーキ |
色彩 | |||
発色 | |||
携帯性 | |||
価格 | |||
特徴 |
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商品 |
絵の具はどれを選んでも良いのですが、個人的にはチューブカラーではじめるのがおすすめです。
【チューブカラー イチ押しの理由】
チューブカラーは、他の水彩絵の具よりも透明度と発色が綺麗で、パンやケーキと同じように固めて使うこともできるのでデメリットがありません。
【チューブカラーの特徴】
- 色彩がよい。
- 発色が良い。
- 混色がきれい。
- リーズナブル。
- パンやケーキと同じように、固めて使うことができる。
水彩画用 パレット
パレットとは、絵の具の混色や色水を作るときに使うお皿です。
ちなみに、自宅用のパレットなら、重量があって色映りのしにくい陶器製がおすすめです。
対して、絵の具を持ち歩きするなら、絵の具の格納とパレットが一体になっているタイプがおすすめです。
チューブカラーは、パレットのカラースペースに入れて自然乾燥させておくと、パンやケーキと同じように簡単に持ち運びできるのでおすすめです。
カラータイプ | おすすめ パレット |
チューブカラー用 | |
パンカラー用 |
ちなみに、ケーキカラーには、専用の別売り収納一体型パレット(単体)はあまり見ないので、カラーとセットの商品を購入するか、カラーとパレットを個別に持ち歩くのが一般的です。
【ケーキカラーの持ち運びには…?】
● カラー&パレットセット
● カラーとパレットをそれぞれ持ち歩く
カラーの蓋がパレットになったホルベインのケーキカラー
携帯性に優れたコンパクトな梅皿
ちなみに、わたしは、ホルベイン製 アルミパレットにチューブカラーを固めて使ってます。
\わたしの10年使い続けているアルミパレット/
水彩画用 筆
筆は消耗品なので、やりながら自分の好みを探していくツールなので、コスパのよいリセーブル(ナイロン)のセットされた筆から始めるのがおすすめです。
筆の選び方:形
筆の形は、大別すると2種類に分けられます。
【筆の形と特徴】
種類 | 特徴 |
丸筆 |
|
平筆 |
|
筆のカタチに良し悪しはなくて、タッチや塗りの作業効率に影響します。
よって、どちらのタイプもある程度の本数を持っておいた方が良いです。
筆の選び方:素材
筆の素材は水含みや筆運びの良さに影響し、良いものほど高価になります。
あまりにも安い筆は、たった数回の使用でも毛が跳ねたりコシがなくなるほど劣化が早いので、ある程度の品質と金額の筆を選んだ方が良いです。
おすすめは、高品質でリーズナブルなリセーブル(ナイロン)です。
【筆素材の種類と特徴】
種類 | 特徴 |
セーブル |
|
リス |
|
リセーブル |
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ヤギ |
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馬 |
|
ちなみに、筆は消耗品なのでどんなに高価な筆でも必ず摩耗します。
扱いの不慣れな初心者のうちは、安すぎず高すぎない筆からはじめるのがおすすめですよ。
筆の選び方:サイズ
筆のサイズには数字が振ってあり、数字が大きくなるほど、毛の径&長さが大きくなります。
使い勝手のよいサイズは、本人の作風と紙の大きさによるので、何とも言えませんが、A4~A3程度の作品を描くなら、4号~10号程度の筆があると使い勝手がよいと思います。
形・材質・大きさを総合的に考慮すると、これから水彩画をはじめる方には以下のような筆セットからはじめるのがおすすめです。
【スターターにおすすめの筆セット】
- 平筆:2本(1/8・3/8)
- 丸筆:4本(5/0・2号・4号・6号)
筆洗器
筆洗器には2つの役割があります。
【筆洗器の役割】
- 筆を洗う。
- 溶き水の補水。
よって、筆洗器は2つ以上に区切られたものがおすすめです。
【携帯にも便利なおすすめ筆洗】
3つの筆洗を、分離・結合・重ね収納もできるので、移動にも便利なコンパクト筆洗です。
わたしは筆を洗うスペースに2ヵ所を使い(1度洗い用&2度洗い用)、1つは補水用として使っています。
水彩紙
水彩画は、水彩画専用の水彩紙の方が手間もなく綺麗に描けます。
普通の紙と何が違うのかというと、補水量・厚み・摩耗性です。
そして、初心者におすすめなのは、水分を含んでも紙がよれにくく水張りも不要なブロックタイプで、中でもイチ押しなのは、リーズナブルな混合紙で出来た ミューズ製 の ホワイトワトソン です。
【初心者の方におすすめの水彩紙 ミューズ ホワイトワトソン】
- 水を含んでもよれ難いブロックタイプ。
- 初心者の方にも描きやすい4号サイズ。
- バランスのよい描き心地&中目のワトソン紙。
プチお絵描きから始めたい方には、ポストカードサイズも使い勝手が良いですよ。
はじめての水彩画に必要な金額の目安
水彩画をはじめてスタートする時は、多く見積もっても1.5万円以下でスタートできます。
【水彩画 スタート必須 アイテム】
アイテム | おすすめ商品 | 価格(目安) |
絵の具 (チューブカラー) |
4,500円 | |
パレット | 2,200円 | |
筆セット | 2,000円 | |
筆洗器 | 1,300円 | |
水彩紙 | 3,100円 | |
合計 | 13,100円 |
【おすすめの 水彩画 通信講座はコレ!】
水彩画を効率的&効果的に学ぶなら、絵画教室よりも自分のペースで学べる通信講座がおすすめです。
中でも、「ユーキャンの水彩画講座」は、水彩画材の扱い方をマスターすることに特化したカリキュラムにトレぺ添削までついた 充実のFB !
楽しく学べるのが特徴です。
- 画材セットの教材だから、届いた日からすぐ描ける。
- テキストは大判(B4)サイズ!テキストもサンプルも見やすい。
- 添削指導は合計12回。きちんとフィードバックもあるから、上達までのスピードが早い。
水彩画中級者におすすめな道具 5選
無くても水彩画ははじめられるけど、あったほうが便利なツールを紹介します。
鉛筆・マジック
作画の下書きで最もポピュラーな方法は、薄い鉛筆やマジックを使うことです。
下書きが無くても水彩画は描けますが、アタリ線だけでもあった方が着色し易くなります。
● 鉛筆
シャープペンシルは、芯が細く紙を傷つけやすいため、おすすめできません。
鉛筆を削って使うか、 ホルダー芯タイプ を使うのがおすすめです。
\シャープペンシルみたいに使えて、シャープペンシルほど尖らない/
● マジック
マジックでおすすめなのはサクラの 水性ペン です。
\安く・描き心地よく・無駄な滲みがなくて使いやすい/
練り消しゴム
消しゴムは、水彩紙の表面を傷つけにくい 練り消しゴム がおすすめです。
練り消しゴムは、ふわっと消したり、細い形で消すこともできるなど、色んな使い方もできるので、下書きから本格的なデッサン・色鉛筆にも使えて便利です。
ウェス・ティッシュ・綿棒
汚れた筆先や、過剰な水分を拭き取るために、作画時には ウェス・ティッシュ・綿棒 を手の届くところに準備しておくのがおすすめです。
【各アイテムの用途 注意点】
アイテム | おすすめ商品 | 補足・注意点など |
ウェス |
清掃用の布です。 |
|
ティッシュ | 汚れた筆のファーストタッチや、水分の拭き取りに使います。 |
|
綿棒 | 作画面の、ピンポイントの水分ふき取りや、タッチをつくるのに使います。 |
|
上手な人ほど、ウェスや綿棒の使い方もうまいです。
マスキングテープ
不着色面の境界線や面をマスキング(養生)したり、トレーシングペーパーを留めるなど、活用法は多岐にわたります。
● マスキングテープ
わたしが、信者の様に使っているのが日東製のマスキングテープ。
手でちぎれて、いろんなところに使えます。
糊残りも少なくて、おすすめのマスキングテープです。
● マスキングペン
マスキングペンは、テープには出来ないユニークな使い方が出来るおすすめアイテムです。
テープと併せて使っていきたい便利グッズです。
トレーシングペーパー
転写する時に使う薄い半透明の紙で、練習課題の構図や一部モチーフの転写に便利です。
● トレーシングロール
トレーシングペーパーは、ロールタイプが無駄が出にくく使いやすいですね。
水彩画の水張り道具 3選
水張り用ツール派、最初からは無くても大丈夫です。
ちゃんとした作品を作りたくなってきたら、揃えましょう。
水張り板
水張りする時の土台になる板で、水張りするときには必ず必要なツールです。
描いた後は板に貼ったまま保管しても良いですし、紙を切り取って板を再利用することも可能です。
色んなサイズがあるので、描きたい大きさの板を購入してください。
水刷毛
板に貼る紙にたっぷりの水を吸わせるための刷毛です。
幅広で水含みのよいものが使いやすいです。
ちなみに、平筆などで代用しようとするとかなり面倒なので、素直に1つは持っておいた方が良いです。
ステープル
ステープルは、板に紙を留めるときに使います。
タッカーだと強すぎるので、一般家庭で使っているホッチキスがあれば充分事足ります。
水張テープ
作品を描いたあと、板(紙)の側面に貼るテープです。
側面に付着した絵の具や汚れも綺麗に覆い隠し、紙の強度も上がるので作品保管時にやっておくのはおすすめです。
色付き・色なしがありますが、作品のテイストや好みで使い分けます。
水彩画を時短する道具 2選
必須ではないものの、うまく使えば手軽さや作業性を爆上げしてくれるツールを2つ紹介します。
水筆
ボディに水を溜め込むことができ、ボディを押すことで、筆先に水をにじませながら作画できるペンです。
複雑な作画には向きませんが、シンプルな着色や野外での制作に重宝します。
微細な表現は苦手なので、ある程度水彩絵の具に慣れてから利用するのがおすすめですね。
\小ニクイ便利アイテムならステッドラー製がおすすめ/
ドライヤー
水彩絵の具の水分が乾くと耐水性を持つので、濁らせずに重ね塗りすることが可能になります。
そして、水分を乾かすのに便利なのがドライヤーです。
おすすめブランドや形状はないので、手持ちのドライヤーで充分です。
普通に使うと急激な熱変化で紙の劣化が早まるので、わたしはヘッドを外し、遠くから風を当てるようにして使ってます。
水彩画の道具 まとめ
水彩画は、全く道具を持ってなくても1.5万円以下で始めることができます。
イーゼルなどの大掛かりなツールも不要ですし、絵の具を溶くのも水なので、とっても手軽です。
また、携帯性にも優れ、野外や出先でのちょっとしたお絵描きにも最適ですよ。
水彩画に興味をお持ちの方、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
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楽しく学べるのが特徴です。
- 画材セットの教材だから、届いた日からすぐ描ける。
- テキストは大判(B4)サイズ!テキストもサンプルも見やすい。
- 添削指導は合計12回。きちんとフィードバックもあるから、上達までのスピードが早い。