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サラウンドとは?意味や使い方|オーディオ

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動画の出力設定で、初心者の方が何気に迷うのがサラウンド設定です。

ちなみに、サラウンドは、出力する環境によって選ぶものですが、視聴者の環境を特定できない場合「Dolby 5.1ch」を選ぶのがおすすめです。

【Dolby 5.1ch 特徴】

  • 圧縮効率がよく、音声データの容量を減らせる
  • 5.1chサラウンドシステムにも対応。
  • 2ch時は、音声を左右に振り分けてくれる。

サラウンド設定をえらぶかどうか?の、簡単な切り分けは次の通り。

  • 視聴環境で3つ以上のスピーカーを使う:要サラウンド設定
  • 視聴環境で2つ以下のスピカ―を使う:ステレオor疑似サラウンド設定
  • 視聴環境が分からない色んな環境が想定される:5.1ch推奨。

基本的に、よほど音質や臨場感重視のムービーでない限り、サラウンド設定ミスしても、大きな問題にはなりません

ジーナ
ジーナ
画質優先で、音声は劣化してでも圧縮効率のよいものを選ぶ事も多いかなー。

「音出力の予備知識」として、気軽な雑学程度に読んでいただければ幸いです。

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サラウンドの意味

音響イメージ

サラウンドの意味

サラウンドの語源は英語のsurround

取り囲む・囲む、という意味をもった動詞になります。

音響のシーンでも、音に囲まれるような感覚を体験できる効果システムを総じてサラウンド・サラウンド効果と言います。

ステレオとサラウンドの違いとは?

サラウンドシステム 部屋

ステレオとサウンドの違いは、単純にスピーカーの数の違いと思ってもらって大丈夫です。

  • ステレオ2つ以下のスピーカーで音を鳴らすシステム。
  • サラウンド3つ以上のスピーカーで音を鳴らすシステム。

サラウンドシステムとは?

サラウンドシステムとは、何の音どの位置で鳴っているのかといった定位感を生み出すシステムのことです。

【定位感とは】

音の発生位置が前後左右の遠近を感じられる状況のこと。

  • 例えば、遠くを走る車の音や、近くで割れるグラスの音などを、まるでその場にいるかのように感じられることです。

具体的には、音の位置や距離を感じやすくするため、3つ以上のスピーカーを使い視聴者を取り囲むようにスピーカーを配置します。

\代表的なサラウンドシステム 5.1chイメージ/

動画編集_サラウンドシステム_5.1chイメージ

 

スピーカーで取り囲む(surround)ようにシステムを構築するため、サラウンドという名称で呼ばれます。

ジーナ
ジーナ
言葉のまんま。

後述しますが、近年ではスピーカー2つ以下でもエフェクトを加えることで、臨場感をプラスするシステムもあります。

【スピーカー2つ以下のサウンドシステム】

  • 一般的なサラウンドとは区別し、疑似サラウンド・バーチャルサラウンドなどと呼ばれています。
  • 定位感の性能は、スピーカーが3つ以上のサラウンドシステムには及びません

【サラウンドシステムとは】

  • 目的:定位感を得られるようスピーカーを配置すること。
  • 方法:視聴者を囲むように、3つ(サブウーハーを除く)以上のスピーカーを使って構築する。

サラウンドスピーカー

スピーカー

サラウンドシステムの種類について

サラウンドシステムは、スピーカーの数でシステムが区別されます。

代表的なものは以下4つです。

【代表的なサラウンドシステム】

  • 3.0chシステム:スピーカー×3
  • 3.1chシステム:スピーカー×3+サブウーハー×1
  • 5.1chシステム:スピーカー×5+サブウーハー×1
  • 7.1chシステム:スピーカー×7+サブウーハー×1
動画編集_サラウンドシステム_5.1chイメージ

 

ちなみに、システムの名称は、スピーカーの数にちなんで3ch(チャンネル)や、5.1chという呼び方をします。

【チャンネル(ch)とは】

音が発生する位置をチャンネル(ch)と呼びます。

重低音用スピーカー(サブウーハー)は、1つのチャンネルとは数えず、0.1chとカウントします。

  (例)

  • 3.1ch3つのスピーカーと1つのサブウーハー
  • 5.1ch5つのスピーカーと1つのサブウーハー

3つ以上のスピーカーを使うサラウンドシステムに対し、2つ以下のスピーカーを使う場合は、次の様に呼ばれます。

【2つ以下のスピーカーシステム】

  • 1.0ch:モノラル
  • 2.0ch:ステレオ

ジーナ
ジーナ
スマホやパソコンの音声は、ほとんどがモノラルかステレオ、せいぜいが2.1chのノンサラウンドシステムだよ。

サラウンドシステム構築に必要なスピーカー

サラウンドシステムを構築するには、次の機械が必要です。

【サラウンドシステム構築に必要なハードウェア】

  • スピーカー3つ以上
  • サブウーハー1つ以上
  • スピーカーを繋ぐアンプユニット

初めてサラウンドシステムを作る時には、パッケージ化されているものを購入するのがおすすめです。

音の設定は意外と難しく、個別に購入するのは機器セッティングの知識がそれなりに必要だからです。

【意外と深い!? サラウンドシステムのハードウェア選び】

  • スピーカー:適当なスピーカーを3つ以上繋いだだけでは十分な効果は得られないため、再生周波数に応じたスピーカーをチョイスする必要がある。
  • アンプユニット:全てのスピーカーに音を配分するためのアンプユニットというハードウェアが別途必要。

おすすめ×簡単 サラウンドシステム パッケージ

\5.1chサラウンドシステム/

最もポピュラーなサラウンドシステムで、ホームシアターも構築し易いです。


\7.1chサラウンドヘッドホン/

ドルビープロロジックIIxに対応し、5.1chの音源をバーチャル7.1chの音場感で楽しめるヘッドフォンタイプのサラウンドシステム。

純粋なサラウンドと違って、自分がどこにいても臨場感が得られるのがヘッドフォンタイプの魅力です。


\3.1chサラウンドシステム/

前方3つで構成したシンプルなサラウンドシステム。

後方のスピーカーがないため、臨場感・定位感は劣る

  • 充分なサラウンド効果を得るためには、取り囲まれるようにスピーカーを配置することが重要。

サラウンド出力

音量調整つまみを操作する左手

音声エンコードの種類と特徴について

聞く人の環境は、動画編集者がコントロールすることはできません。

ただし、元になる音声データの加工(エンコード)編集者がコントロールするものなので、視聴する人の環境を想像しながら、最適なエンコードを設定しましょう。

【音声エンコード 一覧】

音声エンコード 対応チャンネル数 特徴
LPCM 2ch 非圧縮のステレオ音声で、音質はよいが、データ量が大きくなる。
DOLBY ほとんどのプレイヤーに標準装備されているエンコードで、圧縮性にも優れている。
特に、迷ったり映像メインの動画なら基本はDolbyで問題ない。
5.1ch 5.1ch 圧縮性に優れ、音声も上質
ただ、プレイヤーによっては非対応のこともある。
DTS

ちなみに、動画データは、データの総量を小さくするため、音声データを圧縮するのが一般的ですね。

考え方としては、「映像データ>音声データ」の優先ですが、このあたりはムービーの特性と編集者のコンセプト次第です。

ジーナ
ジーナ
迷った時には、5.1chは捨て、汎用性圧縮性に優れたDolbyを選ぶのがおすすめ。

設定とシステムが合わなかった時の出力結果一覧

見る人のスピーカーの数とエンコードの設定が合わなかった場合は、原則としてモノラルステレオの出力になります。

ジーナ
ジーナ
「サラウンド設定ミスで音が鳴らない…。」なんてことには、まずならない。

【音声エンコードとシステム不一致時の音の出方 一覧】

音声エンコード 実際のシステム 特徴
2ch 5.1ch 音声信号は右と左のみなので、左右に配分され、前後のスピーカーは同じ音声を再生する。
5.1ch 2ch 音声信号は右と左に振り分けて音声を再生する。

当然ならが、サラウンドシステムを作っていても、前後が同じ音だと充分なサラウンド効果得られません

  • エンコードとシステムのミスマッチがあると、音声はステレオになる。
  • サラウンドシステムを活かすには、システム構成エンコード設定両方が必要

疑似サラウンドとは?

ライブ会場の映像

仮想サラウンドシステムでバーチャルホームシアター

サラウンドシステムには、スピーカーが2つ以下でも臨場感を生む疑似(バーチャル)サラウンドというものがあります。

バーチャルサラウンドと大仰な呼ばれ方をしていますが、結局のところはエフェクトの一種です。

【疑似(バーチャル)サラウンドとは】

  • 音声データをデジタル加工して、反響感臨場感を加えた設定のこと。

編集ソフトだと、2chの設定にカテゴライズされていることが多いですが、厳密には2chに限った効果ではありません。

また、手持ちのチャンネル以上の音響効果を出すときにも用いられます。

例)5.1chサラウンドシステムに、7.1chバーチャルサラウンドシステムを導入する時に利用する。

メリット・デメリットは次の通りです。

【メリット】

  • ホールシアターのような音響効果を、サウンドシステムに関係なく再現できる。

【デメリット】

  • 定位感・臨場感はサラウンドシステムに劣る。

ちなみに、バーチャルサラウンドの効果は高く、ヘタなサラウンドシステムより高音質に感じることも多いです。

ジーナ
ジーナ
いろんな環境で視聴する視聴者がいる場合も、品質にムラがないので安心

サラウンドとは?まとめ

スピーカー

サラウンド設定は、視聴環境が分かっている時に使うのがおすすめです。

【サラウンド設定がおすすめな視聴環境】

  • スピーカーを3つ以上使って視聴している。

音質をそれほど重視しない内容や、画質優先の場合は、2ch以下の設定がおすすめです。

【画質重視におすすめの設定】

  • Dolby:(圧縮効率の高い2ch設定)

視聴者のサラウンド環境はわからないものの、出来ればそこそこの音質を担保したい方は、5.1chが無難です。

【汎用的な高音質を目指す人におすすめの設定】

  • (Dolby)5.1ch:5.1chサラウンドシステムにも対応し、2ch時にはステレオ再生してくれる。

とはいえ、万一出力設定をミスしても、音が出ないなどの致命的なエラーになる事は稀なので、一般的な動画編集者は、それほど神経質にならなくても大丈夫です。

ジーナ
ジーナ
迷えばDolby(Dolby)5.1chを選んどけばOK。

ちなみに、我が家にサラウンドシステムを構築したい方は、パッケージ化された製品を選ぶのが、失敗し難いおすすめの買い方です。

おすすめ×簡単 サラウンドシステム パッケージ

\5.1chサラウンドシステム/

最もポピュラーなサラウンドシステムで、ホームシアターも構築し易いです。


\7.1chサラウンドヘッドホン/

ドルビープロロジックIIxに対応し、5.1chの音源をバーチャル7.1chの音場感で楽しめるヘッドフォンタイプのサラウンドシステム。

純粋なサラウンドと違って、自分がどこにいても臨場感が得られるのがヘッドフォンタイプの魅力です。


\3.1chサラウンドシステム/

前方3つで構成したシンプルなサラウンドシステム。

後方のスピーカーがないため、臨場感・定位感は劣る

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BTOパソコンとは、受注生産型のセミオーダーパソコンです。

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