プレミアプロを動かすのに必要なパソコンの推奨スペックや選び方について解説します。
これからはじめようかな?とお考えの方、よろしければ参考にしてください。
PremiereProの推奨スペック
プレミアプロは標準スペックのパソコンでも、最低限の利用は可能です。
【プレミアプロ ざっくり最小スペック(win・mac共通)】
- CPU:5年以内に購入したものならほぼ大丈夫。
- OS:macかwin。
- メモリ:8GB~。
- GPU:必要。2GB~。
- ストレージ:8GB~。
GPU必須なことを除けば、古すぎるパソコンでなければ 基本的な編集は可能です。
ただし動画編集の情報処理量はすさまじく、ストレスなく動かそうと思ったら、次の3つは欲しいトコロです。
【できるだけ欲しいプレミアプロのPCスペック】
- CPU:そこそこ新しいもの。
- RAMメモリ:16GB以上。
- GPU:4GB。
なお、adobe公式のシステム要件は次の通りです。
プレミアプロ Windowsのシステム要件
パーツ | 最小スペック | 推奨スペック |
プロセッサー | Intel® 第 6 世代以降の CPU、または AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降の CPU | Quick Sync 搭載の Intel® 第 7 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 3000 シリーズ/ Threadripper 2000 シリーズ以降の CPU |
オペレーティングシステム | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1909 以降 | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1909 以降 |
RAM | 8GBのRAM |
◎デュアルチャネルメモリ
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GPU | 2 GB の GPU VRAM 推奨されるグラフィックカードの一覧については、Adobe Premiere Pro に推奨されるグラフィックカードを参照してください。 |
4 GB の GPU VRAM |
ハードディスク空き容量 |
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プレミアプロ Macのシステム要件
パーツ | 最小スペック | 推奨スペック |
プロセッサー | Intel® 第 6 世代以降 CPU | Intel® 第 7 世代以降の CPU または Apple シリコンM1以降 |
オペレーティングシステム | macOS v10.15(Catalina)以降 | macOS v10.15(Catalina)以降 |
RAM | 8GBのRAM |
◎Apple シリコン
◎Intel
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GPU |
Apple シリコン:8GBの統合メモリ Intel:2GBの GPUメモリ |
◎Apple シリコン
◎Intel
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ハードディスク空き容量 |
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PremiereProとCPUの特徴・選び方
プレミアプロで最も重要度の高いパーツがCPU。
パソコンの頭脳とも呼ばれるパーツで、お金に余裕があれば高性能のものほど良いです。
ただしCPUには規格・構造・システムが豊富で、同価格帯だと何を基準に選ぶのがいいのかが分かりにくいパーツの一つ。
結論から言うと、次の2点を抑えると良いカナと思います。
- ブランドで選ぶ。
- 世代の新しさで選ぶ。
PremiereProのCPU 選び方1. ブランドで選ぶ
CPUはたくさんのメーカーから販売されていますが、性能の良い製品は一部のブランドが独占しているのが現状です。
有名ブランドほどお値段は高いものの、ファッションのようなネームバリューにかかる費用というより、品質・素材コストが価格に影響しているのが特徴。
最も大事なパーツだからこそ、信頼できるブランドの製品を使うのが間違いないです。
事実、カタログスペックが同じならブランド品の方が処理スピード・耐久は上になることがほとんどです。
【おすすめのブランド】
◎Intel
- 製造:アメリカ
- モデル(上位から):Core i9・Core i7・Core i5・Core i3・Pentium・Celeron
◎AMD
- 製造:アメリカ
- モデル(上位から):Ryzen 9・Ryzen 7・Ryzen 5・Ryzen 3
PremiereProのCPU 選び方2. 新しい世代で選ぶ
CPUにも開発世代があって、新しい世代ほど性能が良いです。
CPUと言えば「コア数が多いほど処理能力の高い証拠」と思っている方がいますが、新世代のCPUは1コア当たりの処理性能が向上していることがほとんど。
旧い高コアモデルよりも、新しい低コアモデルの方が性能が良いことは珍しくありません。
よって、価格帯が同じならコア数が少なくても新しい世代のCPUの方がおすすめです。
- 価格帯が同じなら、コア数が低くても新しい世代のCPUの方がおすすめ。
PremiereProとRAMメモリの特徴・選び方
PremiereProのRAM 選び方1. 容量の大きさ
RAMメモリは作業データを一時保管するパーツです。
一次情報をストックできる容量が大きいほどCPUの作業効率を最大化します。
RAMには処理スピードに影響するスペックもありますが、選ぶ時の基準としては単純に容量だけ見ればまず大丈夫です。
ちなみに、プレミアプロの最小スペックは8GBですが、体感的に16GBでもややもたつくことがあります。
仕事で使うなら32GB。最低でも16GBは欲しいのが正直なところです。
- 最低でも16GBは欲しいトコロ。
- 仕事で使うなら32GB以上は欲しい。
PremiereProのRAM 選び方2. デュアルチャンネルは気にしなくていい
メモリモジュールを複数枚使うことで、データの並列処理を可能にするのがデュアルチャンネルメモリ・クアッドチャンネルメモリという機能。
理論上、同じメモリ総量なら処理速度が上がるというものですが、体感としてはそれほど大きな違いが出ることはありません。
チャンネルはシングルでもデュアルでもクアッドでも良いので、メモリの総量が16GB以上になるように選ぶのがおすすめです。
PremiereProとGPUの特徴・選び方
GPUはグラフィック処理をメインに処理するCPUで、ゲーム・3DCG・CG・動画編集をするときの処理スピードに大きく影響します。
またアプリによっては、GPUが搭載されていないと動かないプログラムやプラグインもあります。
動画編集のシーンでGPU性能が左右するのは、主に次の3つ。
- レンダリング:部分的に編集データを動画化する作業。プレビュー時の負担を減らす。
- エンコード:編集データを動画ファイルの形でデータを圧縮・加工する作業。
- プレビュー:動画・エフェクト・素材を紐づけて即座に映像にする作業。
いずれの処理も目に見えてパソコンが重くなる作業で、GPUの有無・性能によって処理スピードは劇的に改善されることも珍しくありません。
ゲーム・3DCG・動画編集をする際には、低スペックでも良いのでGPUは搭載するのがおすすめです。
動画編集のGPUは中間程度×新しい世代のものを選ぶ
動画編集でも膨大なグラフィックデータを処理するのでGPUは必須です。
が、動画編集の処理スピードは、GPUよりもCPUへの依存度の方が高く、高性能すぎるGPUは必要ありません。
【動画編集PCのGPUの選び方】
- 容量:4GB~6GB
- 世代:できるだけ新しいもの
PremiereProとストレージの選び方
パソコン本体に必要なストレージはシステム要件にある通り8GB。
アプリインストール時には 保存領域の約2倍の空き容量が必要と見積もっても16GBあれば充分。
一般的な市販パソコンなら最低でも256GBはあるので、16GB程度は問題なく確保できるストレージと言えます。
パソコンのストレージは最低でも1TB
アプリを使うだけならパソコンの初期ストレージでも充分ですが、動画編集には色んなデータが必要になります。
当然、それらデータを格納するストレージが必要になります。
【動画編集に必要なデータ】
- 素材データ。
- レンダリングデータ。
- プロジェクトファイルデータ。
- 動画データ。
動画素材はそれ自体がそこそこ容量が大きいので、一時保管するだけにせよ、パソコン本体のストレージが少なすぎるのは後々使いづらくなるのでおすすめしません。
最低でも1TB程度はあった方が良いです。
メディア保存用に外部ストレージ追加がおすすめ
必要なストレージはその人の使用状況次第ではありますが、完成したデータや使わないデータは小まめに外部ストレージに保管するのがおすすめです。
後付けストレージならPCが変わっても共有できますし、PC本体のストレージをストレッチするのにも役立ちます。
- パソコン本体のストレージは最低でも1TBが理想。
- メディア保存にはできるだけ外部ストレージを利用して小まめに本体のストレージをストレッチする。
PremiereProにおすすめのパソコン 3選
プレミアプロにおすすめなのはCPU高め×RAM多め×GPU付きのクリエイター仕様です。
希望のスペックを全て満たす市販品は高額になるので、パーツを自由に組み合わせられるBTOパソコンを利用するのがおすすめです。
【クリエイティブモデル展開おすすめの人気BTOメーカー サービス比較】
【マウス・パソコン工房がおすすめな理由】
- 購入前の問い合わせ相談がロングタイム対応。
- 購入後の問い合わせ相談が24時間対応。
- パソコンを組み合わせる構成フォームの作りが簡単。
おすすめNO.1 マウス DAIVE
乃木坂やマツコデラックスがCMを務めることでも有名なマウスが手掛けるクリエイターモデルがDAIVEシリーズ。
BTOパソコンメーカーの中でもハイスペック×リーズナブルなラインが多く、ユーザーサポートが手厚いのも特徴の国内ブランドです。
クリエイターをターゲットにした高スペックモデルを定期的にリリースし、カスタム構成もとっても簡単。
カナリ欲張っても20万円を超えずに購入できるのも魅力です。
\ マウス クリエイターモデル【DAIVE】:参考構成&価格 /
- OS:win11
- CPU:インテル® Core™ i5-12400F プロセッサー
- GPU:GeForce® GTX 1650 (GDDR6版)
- メモリ:16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
- ハードディスク:1TB
- 参考価格:14,780円
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おすすめNO.2 パソコン工房
BTOパソコンでは老舗のパソコン工房。
他社では組み込めない高品質パーツが組み込めるなど、カスタムの自由度が人気。
サポートも手厚く、ヘビーでコアなリピートユーザーが多いのも特徴です。
\ パソコン工房 クリエイター向け【ミドルタワー】:参考構成&価格 /
- OS:win10
- CPU:Ryzen 5 5600X
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB GDDR6
- メモリ:16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
- ハードディスク:500GB
- 参考価格:189,800円
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フロンティア
ヤマダ電機系列のBTOパソコンメーカーで、セールによる掘り出し物が良く見つかることでも有名です。
セール頻度はけっこう頻繁。
中でも台数限定のパソコンはディスカウント率が高く、リーズナブルさに思わず目を見張るものがあります。
「とにかく安い×高性能のパソコンが欲しい!」という方は、フロンティアのセールを小まめにチェックすると掘り出し物が見つかるかもしれません。
\ FRONTER クリエイター向け【GHシリーズ】:参考構成&価格 /
- OS:win10
- CPU:AMD Ryzen 5 5600
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 3050 8GB
- メモリ:16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
- ハードディスク:500GB M.2 NVMe SSD
- 参考価格:159,800円
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Mac mini
言わずと知れたAppleのデスクトップPC。
Windowsとは異なる合理的なOSで、カタログスペックよりも情報処理能力が高く、ヌメっとした滑らかな使用感は一度使うとくせになります。
Windowsモデルよりも高額になりがちですが、Mac miniをベースに構成を変えると普通に使えるスペックになります。
難点は、WindowsのPCよりも拡張性がないことですね。
\ Macユーザー クリエイター向け構成【Mac mini】:参考構成&価格 /
- OS:macOS 13 Ventura(M1)
- CPU:8コアCPU
- GPU:8コアGPU
- メモリ:16GB (ユニファイド)
- ハードディスク:1T SSD
- 参考価格:176,800円
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https://digit-tool.com/adobe-premiere-pro/