液タブをパソコン不要で使う方法
液タブってディスプレイついてるし、「パソコンは要らないのでは?」と思ってる人がときどきいますが、間違いです。
液タブの機能は、タッチパネル&モニターで、ソフトを動かすOSが入っていません。
なので、タブレットはパソコンにつないで使うのが前提のデバイスなんです。
例外は3パターン。
いずれも、液タブ自体が普通ではないので、パソコン不要の液タブを探してるひとは専用品を購入することになります。
【パソコン不要で液タブを使う方法】
- OS搭載タイプの液タブを使う。
- スマホ接続対応の液タブを使う。
- タブレットPCを液タブとして使う。
OS搭載の液タブ
液タブをPCにつながなければいけないのは、アプリを動かすOSが入ってないから。
「じゃぁ、OS入れてまえ!」というコンセプトで作られたのがOS搭載型の液タブです。
ただ、市販されているOS搭載液タブは‥‥私の知る限り1つだけなので、選択肢はありません。
▼唯一のOS搭載液タブ wacom mobile studio Pro▼
液タブをスマホに接続
液タブの中には、スマホのOS:androidに対応しているものがあります。
スマホでも使いたいかは、液タブの対応OSを確認してから購入しましょう。
ちなみに、スマホ接続にはいくつか注意点があります。
【スマホ接続の注意点】
- andoridのバージョンが古すぎると使えないことがある。
- USB⇒スマホ用USB変換ケーブルが必要。
- スマホのOSで動かせるお絵描きアプリの機能がしょぼい。
- スマホ接続と充電は同時にできないので、使用時間が限られる。
タブレットPCを液タブ代わりに
液タブを使うことに拘らなければ、タブレット型PCを液晶タブレットとして使うのも手です。
タブレットによっては筆圧レベルや傾き検出ができないモデルもありますが、線に表情が要らないタイプの絵を描く方なら特に気にする必要もありません。
タッチペンを使えば描画自体に困ることもないです。
winではなく、「ipad+アイペンシル」の組み合わせともなると筆圧・感度ともに申し分なく、普通に液タブは不要と思えます。
液タブをパソコン不要で使うメリット
液タブをパソコン不要で使うメリット
パソコン不要の液タブを使うメリットは概ね次の3つです。
- パソコンの購入費用を抑えられる。
- 外出先でもお絵描きできる。
- 狭いスペースでお絵描きできる。
一番インパクトが大きいのは、パソコンの購入費用です。
パソコン不要な液タブの選び方
パソコン不要で使える液タブ自体の選び方は簡単です。
そもそもが市場に少ないので、「値段」と「どんな使い方をしたいか?」で選択肢は決まってしまうからです。
タブレット接続したい
以下の使い方を想定している方は、android対応の液タブがおすすめです。
- 外出先のフリーハンドメモ帳として使いたい。
- スマホアプリのお絵描き機能が使えればいい。
androidスマホさえあれば、どこでもタブレットが使え、とっても便利です。
安い
「パソコン+タブレット」の総費用で安いものとした場合、選択肢は以下の2パターンになります。
- OS搭載型液タブ
- surfaceなどのタブレットPC
- ipad
汎用性やお絵描きソフトの利用を考えると、液晶タブレットを購入するよりは、ペンを使ってお絵描きできるタブレットPCを購入した方が安く済みます。
パソコン不要な液タブ おすすめ
OS搭載の液タブ
OS搭載タイプは、現行だとwacom mobile studio Pro のみです。
お値段もソコソコしますが、「お絵描き以外にパソコンは使わない!」という方にはおすすめです。
当然ながら、液タブとしての性能は最高クラス。
搭載OSはwinです。
【wacom mobile Studio Pro 13性能】
仕様 | XP-PEN Artist12セカンド | |
筆圧感知レベル | 8192 | |
傾き検知 | ◎ | |
サイズ | 13.3型 | |
定価(税込) | 308,000円 |
スマホ対応の液タブ
スマホ対応の液タブは意外とあります。
中でもコスパと汎用性でおすすめなのがXP-PENの液タブ。
液タブの性能も高く、はじめての液タブとしても優秀です。
ちなみに、スマホにしか接続しない場合、使えるアプリはスマホに依存します。
普通にお絵かきソフトを使いたいときは、普通にパソコンに接続して使うしかありません。
【XP-PEN Artist12セカンド 性能】
仕様 | XP-PEN Artist12セカンド | |
筆圧感知レベル | 8192 | |
傾き検知 | ◎ | |
画像解像度 | 1920 x 1080 | |
ファンクションキー | 8 | |
サイズ | 346.2 x 209 x 12 mm | |
定価(税込) | 29,680円 |
windows タブレット
winタブレットは液タブではないですが、液タブのような使い方ができます。
ペンは必須で、市販か純正のペンを別途購入します。
筆圧レベルや傾き検知は、タブレットとペンの性能次第ですね。
液タブを追加購入したくない方には、コストが抑えられておすすめです。
ipad
ipadもwinタブレットと同様、液タブの様に使えます。
しかも、カナリ優秀です。
- ipad対応のお絵描きアプリも多くリリースしている。
- アイペンシルと組み合わせると、筆圧もしっかり感知し、視差もなく快適。
「パソコン+液タブ」を安く構成するなら、最もおすすめの組み合わせかもしれません。